芸術の秋というには暑すぎますが、上野の東京都美術館に「院展」を観に行きました。職場にいただいた招待券行使のための仕事です、一応(^_^;)。で、東京都美術館では現在フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が超有名な「マウリッツハイス美術館展」を開催しておりまして、入口はもとより長蛇の列が出来ていて「院展」目当ての私はぎょっとした次第です。

肝心の院展はといいますと、毎年そうなんですが、それぞれ大作揃いでしかも物凄く細かく「書き込んである」作品が数百点もあるので見るのが大変なのです。その中で目を捉えて離さなかったのが平林貴宏氏の「表象と消費」。水墨かと思わせるようなモノクロームの着物の少女がそれはそれはゴシックに表現されて異彩を放っていました。思わずこの作品の前で足を止める人も多数。平林氏は院展に何度も登場しているのですがこれ程のインパクトは初めてです。初めて院展の絵で欲しくなりました。松井冬子氏の作品も衝撃的ですが、松井氏を「静」とすると平林氏は「動」でしょうか。うまい表現が見つかりませんが・・・。

このインパクトをリエで表現してみたいなぁ。できるかなぁ。


よこめスキーに人気(?)のフェルメール